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種とり人6 三田うど 生産者 多田和義さん (三田市)

      2016/01/29


兵庫県三田市。
ここに、冬の風物詩として長年つくられてきた藁葺の小屋があります。
うど小屋です。
三田市では、ウドの栽培が盛んですが、
昔のようなウド小屋は少なくなり、
ビニールハウスでの栽培する方法が主流となっています。
今回は、昔ながらのうど小屋で
うどを生産されている、多田和義さんにお話を伺いました。

三田うどは、うっすらピンク色をしているのが特徴です。
山うどと比べると、味は軽やかで上品な香りがします。
大正5年に現在の有馬高校の教員が、
うどで有名な大阪府三島郡を視察した際に、
ウドの株を持ち帰ったのが生産の始まりだと言われています。
それから80年以上。
小屋の中で、干し草の発酵熱を利用し、
栽培されてきました。

多田さんのうど小屋で、縦約10メートル、高さ5.5メートル、
横7メートルほどの大きさです。
これでも、普段作る小屋の大きさに比べると半分もないそうです。
これを夫妻が二人でつくる、というのですから大変な重労働です。

2011.3.22 撮影

 - ひょうごの在来種保存会

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