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種とり人12 在来種とっちゃ菜 栽培 中野利明さん・和子さん・みさ子さん(姫路市)

      2016/01/29

兵庫県姫路市。
在来種とっちゃ菜。
呼び名には、かぎな、きんしゅな、しんしゅな…など
地域により色々あります。
とっちゃ菜は、名前の由来の通り、
葉が取ってはでき、取ってはできするところから名前がつきました。
種としてはビタミン菜として販売されています。
中野さんのとっちゃ菜は、
お祖父さんの代から長年種をとり栽培していますが、
ビタミン菜のような苦みがありません。
100年以上をかけこの地に根ずくことで
在来種特有の個性を身につけたようです。
販売については、昔は保存状態(冷蔵等がなかったため)が良くなかったので
ちぎった葉の部分から傷んでしまい、市場には多く流通しなかったそうです。
そんなとっちゃ菜を「美味しいから」、と大切に栽培しつづけてきた中野さんご家族。
中野さんの畑には、とっちゃ菜以外にも
100年以上種をとりずづけてきたゴマもあり、
親から子へ大切に栽培されてきた種から
「家族の繋がり」の大切さを感じます。

2011.4.30 撮影

 - ひょうごの在来種保存会

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