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明石の匠!明西電機工業所 藤原 章さん(明石市)
2016/01/29
戦争中、戦闘機に積むための真空管コイルで大臣表彰などを受けた高度な技術センス兵庫県明石市。明石中央卸売市場近に変圧器の製造修理を行っている明西電機工業所があります。会社の代表である藤原章さんは現在87歳。現役でコイル巻職人として仕事をされています。
藤原さんは、大東亜戦争時、軍事工場で戦闘機に積むための真空管コイルを製造し、大臣から表彰されたほどの職人です。「戦闘機って高度の高い所から低いところまで関係なしでしょ、耐久性がものすごく重要で、私以外は誰も作れなかったんですね。」と笑顔の藤原さん。終戦を迎えた後は今の技術を活かしこの仕事を始められたそうです。
変圧器には、3m以上もある物から手のひらサイズまで、数多くの種類があります。巻きつけた銅線により電圧を変換するのですが、巻きつける銅線の太さは数ミリから0.04ミリの太さがあり、中でも0.04ミリの線を巻くには技術とセンスが必要なんだとか。
「0.04ミリの銅線を巻く作業は年に数回ほどです。銅線をコイル状にするためには、芯となる線にハンダで固定しないといけないんだけど、0.04ミリの銅線はハンダの熱で簡単に切れてしまうんですよ。なにせ髪の毛よりも細いんですから。」
「今後の夢はなんですか。」との質問に、「今後は、若い世代にも技術を学んでもらいけど、自分もまだまだ現役で仕事を続けたいですね。」と笑顔で応えてくれました。
明西電気工業所に関するお問合せは
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●Tel:078-926-5052 / Fax:078-926-5053